コテージに咲いたばら (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カトリーナは田舎道を自転車で走っていてオートバイにはねられた。オートバイはそのまま逃げ、道に座り込んでいた彼女を助けたのはちょうど車で通りかかったハンサムな医師グレンヴィルだった。カトリーナは十二歳のときに両親を事故で亡くして以来、独身の伯母と田舎のコテージでつましく暮らしている。医師は親切にも彼女をコテージに送り届けてベッドに寝かせ、外出していた伯母に代わって面倒を見てくれた。彼の親切には感謝すべきだったが、医師としての義務感からそうしているとしか思えず、カトリーナは素直になれなかった―好きじゃないわ、あんな人。それでも彼女はしぶしぶ礼状を書いて送った。どうせ私のことなんて忘れているでしょうけれど。
結婚できない理由 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
朝の四時、ローラは昔の恋人マックスからの電話で起こされた。大事な話があるのでこれから行くという。なぜ急に来るのだろう?五年前に彼の子供を身ごもったとき、ローラは十八だった。ところがマックスの弟ダニエルと結婚している姉のフェイから、マックスとは情事を重ね、彼の子供ができたと自慢げに知らされた。自分の妊娠のことを秘密にしていたローラはひどいショックを受け、彼との唯一の絆である小さな命を流産で失ってしまう。マックスはきっと、自分がフェイの子の父親だと気づいたんだわ。彼によって、姉の結婚生活も子供の将来も危険にさらされる。わたしの人生はともかく、それだけは防がなければ。だが訪ねてきたマックスは、フェイとダニエルが逮捕されたので、二人の子供の面倒を見てくれ、と思いもかけないことを口にした。
罠に落ちた夜 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
「やあ、アンナ」四年ぶりに再会したルチオの声が、アンナの胸をざわめかせ、同時に、あの忌まわしい事件が脳裏によみがえった。彼との挙式を控えたある夜、シャンパンを飲んで意識を失った彼女は、目覚めると、ルチオの弟のベッドにいた。何も覚えていないけれど、弟が撮った証拠写真が残っている。それ以来、激しい罪悪感に苛まれながら生きてきた。そして冷酷に放たれたルチオの言葉で、彼もまたアンナの罪を決して許していないことを知る。「きみには、ぼくのベッドに戻ってもらう」。
内容(「MARC」データベースより)
4年ぶりに再会したルチオ。アンナは胸をざわめかせ、同時に、あの忌まわしい事件が脳裏によみがえった。彼との挙式を控えたある夜、シャンパンを飲んで意識を失った彼女は、目覚めるとルチオの弟のベッドにいたのだ。
熱い敗北 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ゾーイはドキュメンタリー映画監督として忙しい日々を送っていた。彼女にとって仕事は、何にも代えがたいほど大切なもの。どんな男性であっても、それに代わることはできない。恋に溺れたり、愛に生活を支配されるなんて想像もできなかった。降りしきる雨の夜、あの男とかかわりあうまでは。仕事から車で帰る途中のことだった。窓越しに突然現れた、身なりも汚れた大柄の男性は、車が故障したから、近くまで送ってほしいという。だが、夜ひとりきりの車に、見ず知らずの男性を乗せるつもりはない。タクシー会社に連絡するとだけ約束して、彼女は強引に車を出した。この約束を彼女が思い出すのは、家に帰ってしばらくしてからだった。人生が大きく変わり始めることにも、彼女はまだ気づいていなかった。
緋色の花嫁―アルコラール家に愛を (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
エストレーリャには、身持ちの悪い女というレッテルが貼られていた。父親のアルフレドはそのイメージを払拭しようと、次々に縁談を持ちかけ、娘を早く結婚させようとする。今日もラモン・ダリオという男性が訪ねてきた。これで十人目だ。彼の目的は、アルフレドが所有するテレビ局の買収。その条件としてあがったのが、エストレーリャとの結婚だ。父親に促され、彼女は沈んだ心でラモンの待つ部屋へと向かった。いつものように愛のないプロポーズを受け、いつものようにノーと答えるために…。だがラモンが口にしたのは、意外な言葉だった。
内容(「MARC」データベースより)
エストレーリャには、身持ちの悪い女というレッテルが貼られていた。父親のアルフレドはそのイメージを払拭しようと、次々に縁談を持ちかけ、娘を早く結婚させようとする。今日も、ラモン・ダリオという男性が訪ねてきた。
夫の復讐 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
別居中の夫ルークから、今夜会いたいという電話がかかる。エレンの脳裏に悪夢にような日々がよみがえった。泣きつづける娘のジェンマ、嫌悪のこもった目で見つめるルーク。六年前、エレンは難産のストレスで心を病み、娘を傷つけてしまいそうな自分に怯えていた。結局彼女は、愛する夫と生後半年の娘を残して家を出ることを選んだ。以来ルークは、ロンドンにいるエレンを憎みつづけているし、年四回会うジェンマも、母親のエレンになつくどころか怖がっている。彼は今夜、いい女性が現れたから離婚してほしいと言うのでは?いろいろ考えると、もう潔く別れたほうがいいのかもしれないと思う。だが再会したルークは思いがけないことを言いだした。出張でロンドンにいるあいだ、ジェンマを預かってほしい、と…。
侯爵家からの招待 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
過労が原因で肺炎にかかり、一週間ほど入院していたグレースは、大学時代の友人ジュリアが声をかけてくれたのをさいわい、休養のため、イタリアのリゾート地を訪れた。彼女がジュリアのアパートメントでひとりつくろいでいると、魅力的なイタリア人男性がジュリアの荷物を届けに来た。あとで聞かされた話では、彼はマッテオ・ディ・ファルコ侯爵といい、ジュリアは、彼の子供を身ごもっていると自慢げに打ち明ける。妊娠を理由にマッテオに結婚を迫るつもりだと語る友人に、グレースは、危ない賭に出るつもりなのではないかと心配になった。ところが数日後、マッテオはグレースに誘いの電話をかけてきた。親密につきあっている女性がいながら、その友人に声をかけるとは。グレースは即座に断るが、マッテオは外出先でも近づいてきて…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
メイザー,アン
イングランド北部の町に生まれ、現在二児の母。自分が読みたいと思うような物語を書く、というのが彼女の信念である。ハーレクイン・ロマンスに登場する前から作家として活躍していたが、このシリーズによって、一躍国際的な名声を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
今夜だけのパートナー―独身男に乾杯〈3〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
ハンター三兄弟の末弟ジョーダンは、次兄ジョナサンの結婚披露宴に隣室に住む女性ステイジー・ウォーカーを伴って出席した。彼女を誘ったのは単なる気まぐれで、披露宴ということも黙っていた。そもそも、彼女とはこれまでまともに口をきいたこともなかったのだ。結婚式が苦手ということもあって、うわの空の状態のまま、披露宴ではステイジーとろくにダンスもしなかった。ところが、「わたしが出会った王子さまは、キスをしたとたん、みんな蛙に変わってしまう」と言われてから、ジョーダンは彼女に興味をかきたてられ、急速に惹かれていく。彼はステイジーがインテリア・デザイナーと知るや、自分の部屋の模様替えを依頼して、彼女に近づく手がかりにした。気になるのは、彼女の部屋に出入りするハンサムな二人の男だが…。
熱砂を駆ける恋 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
かつてないほど幸せな気分で目を覚ましたルーシーは、隣にいるはずの男性が消えているのに気づいて愕然とした。彼にとっては一夜限りの遊びにすぎなかったのだわ。それも当然だ。めったにデートもしないわたしが、出会ったその日に男性とベッドをともにしたのだもの。だらしのない女と思われたに違いない。きっと、彼のような相手には二度と会えないわ…。ルーシーは彼に贈られた薔薇に目を留めた。花びらにそっと触れたとき、彼女は言いようのない胸騒ぎを覚えた。
内容(「MARC」データベースより)
かつてないほど幸せな気分で目を覚ましたルーシーは、隣にいるはずの男性が消えているのに気づいて愕然とした。彼にとっては一夜限りの遊びにすぎなかったのだわ。だらしのない女と思われたに違いない…。
暴君に恋をして―地中海の王子たち〈1〉 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
デッキの上に、女性が倒れているのが見える。マルディビノ公国の王子ニコは船に飛び乗り、黄褐色の髪をした美しい女性を助け起こした。ビーチハウスに運び、一昼夜つきっきりで看病すると、彼女はようやく意識を取り戻した。エラと名乗るその女性は、彼が誰か知らないらしく、物怖じしない態度で接してくる。ニコには新鮮な驚きだった。このまま正体を隠し続け、普通の男として恋を楽しむのはどうだろう。
内容(「MARC」データベースより)
デッキの上に、女性が倒れているのが見える。マルディビノ公国の王子ニコは船に飛び乗り、黄褐色の髪をした美しい女性を助け起した。ビーチハウスに運び、一昼夜つきっきりで看病すると、彼女はようやく意識を取り戻したが…。